STOCK LIST
1970年 メルセデス・ベンツ 280S セダン
INFORMATION
年式 | 1970年 |
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カラー | ブラック |
内装 | タン |
走行距離 | 不明 |
車検期限 | 2026年8月 |
装備 | ディーラー車・コラム4AT・レザーシート・パワステ・パワーウィンドウ・クーラー・ETC |
入庫状況 | 入庫済み |
PRICE | ASK |
DESCRIPTION
メルセデスの縦目セダン、W108のキャブレターモデル 280Sが入庫いたしました。
1965年に生産が開始されたW108シリーズ。
ファーストモデルである2.5Lエンジンの250Sが発売され、2年後の1967年にM130型・2800ccエンジンを搭載した280Sシリーズがラインナップに加わり、それまでの250Sにくらべ馬力で10馬力ほどアップし、トルクも増えた事により、更に乗りやすさに磨きがかかりました。
W108シリーズの中核をなすモデルとして日本にも当時としては比較的多くがウエスタン自動車(現ヤナセ) により輸入・販売されました。6年間で9万3千台あまりが製造されていますが、多く輸入されたと言っても、日本に送られた台数は実際には全体の1割にも満たない台数でした。
まだまだ高嶺の花だったメルセデスですが、このモデル以降はアメリカ車に代わり、日本国内において徐々に高級車としての地位が浸透していきました。
当車両もウエスタン自動車により正規輸入された一台。
エンジンはM130型、6気筒/OHCシングルカムシャフト、ゼニス製4バレルキャブレターを装備して140馬力。トルク23kgと必要充分。
点火系、電気系もよくメンテナンスされていて好印象。エンジンのフィーリングもスムーズで当個体の素性の良さを感じます。
勿論、V8モデルに比較すれば非力な印象があるかもしれませんが、1,460kgのボディを考えれば動力性能は体感上では充分に良い印象です。
内装はタンのレザーで状態も良好。ウッド類もご覧の通り比較的良い状態を保っています。クーラーの効きも正常、リヤに吹き出し口が付いたタイプです。ステアリングはオリジナルの黒のタイプでコラムシフトにパワーステアリングを装備。
サイズは全長4.9m、全幅1.8m、高さ1.44mと現代のレベルでは標準サイズのセダンクラスより若干大きい程度で、国産大型セダンなんかと並べてみるとコンパクトに見えます。
また、よく切れるハンドルと相まって市街地などでも全く不便は感じません。コラムシフトにパワーステアリング、クーラーなどは装備されていますので現代でも充分実用可能なお車です。
当車両は1970年式のスタンダードなSクラス縦目セダンですが、このモデルにしかない魅力も持っています。6気筒で鼻先が軽く、全体的な取り回しの良さや、シンプルな構造でメンテナンスが容易なのも美点でしょう。クラシカルな雰囲気を楽しみながら、手の掛からない縦目セダンをお望みならまさに打って付けのクルマといえます。
いずれにしても、もうこの手の良好な縦目のセダンは見つけることが難しく、ご興味がある方はお早めにご検討をお勧めいたします。
ぜひ一度、実車をご覧になって下さい。