ポルシェ 356Bクーペ

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　ポルシェ356は戦後のポルシェ復興の足掛かりとなったモデルで、フェルデナント・ポルシェ博士の息子、フェリー・ポルシェを中心としたスタッフにより開発されました。ワーゲンのシャシーを応用した軽量・コンパクトなスポーツカーとして1950年代初頭から本格的に量産され、その後1960年に進化した356Bというモデルがデビュー。ボディータイプはオープンモデルはカブリオレ、ロードスター、今回ご案内するクーペと3種類が存在しました。

　現車はT6ボディーと呼ばれる356中でも比較的後期のタイプで、生産10年近く経過して、更に完成度を高められたモデルです。
　エンジンは水平対向4気筒OHV/60馬力と一見非力に思えますが、必要にして充分なパワーと言えます。シンプルな構造でオーバーヒートや故障の心配も少ない空冷4気筒エンジン。基本的には1950年から変わらぬ信頼性の高いエンジンです。ギアボックスはポルシェシンクロを備えた4速マニュアルで、高級感のある独特のタッチは356ならではの物です。現在でも100〜120キロ巡行が充分可能な性能を持っています。

インテリアは黒の合皮で、現在でもご覧の通り良好なコンデションです。

　現車は平成元年に北米より日本に輸入されたクルマです。歴代オーナーにより大切にされてきた個体です。ボデイーカラーはオリジナルはブルーですが、途中でサンドベージュに変更されています。
普段使い出来るように、クーラーも取付されています。このままお乗り頂ける1台です。

是非一度、現車をご覧になってください。

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