1953年　ポルシェ 356PreAクーペ

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　ポルシェ356はフォルクスワーゲンのコンポーネンツを応用し、小型・軽量で効率の良いスポーツカーとして誕生しましたが、小排気量ながら優れた空力特性と良好な整備性を併せ持つ、理想的な小型スポーツカーでした。

　その後、様々な改良を重ねつつ、1948年から1964年までの長きに渡り改良を重ねて生産され、ポルシェ社の成功の足掛かりになった歴史的モデルです。当車両は、そのごく初期型である1950?1953年に製造されたいわゆるプレAと呼ばれるタイプです。エンジンは勿論空冷4気筒／1.5Lでソレックスキャブレターを介して55馬力。800キロ少々しかない車重と相まって軽快に走ります。

　インテリアはグレーのモケットとレザーレットの組み合わせ。オプションのヘッドレストも装備されています。当車両はアメリカ・カルフォルニア州在住のオーナーが永年に渡りレストアを施したクルマで、ボデイーからインテリア、エンジン／ミッション、足回りなどほぼ全てに手が入っています。1953年にドイツにおいて米国軍人により購入され、1991年に5番目のオーナーにより、フルレストアを開始されました。

　完成したのが2012年で、その間に作業に関するすべてのドキュメント、数百枚に渡る写真など2014年に弊社にて輸入、その間も定期的にメンテナンスされており、現時点でも大変良好なコンディションです。
　
ぜひ一度、その良さをご覧ください。

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