STOCK LIST
1969年 ポルシェ 356スピードスター レプリカ
INFORMATION
年式 | 1969年 |
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カラー | ブラック |
内装 | ブラック |
走行距離 | 不明 |
車検期限 | 2020年7月 |
装備 | 4速マニュアル、VW製1.6Lエンジン、カルフォルニアVINTAGE社製ワイドボデイー |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
1950年代初頭に、アメリカ向けに輸出され始めたポルシェ356を、より一層スポーティーなオープンモデルを追加してほしいという現地ディーラーの要望に応えて、作られたのがスピードスターというモデルです。
サイドガラスも無く、より一層低められたフロントウインドウ、ラジオすら装備しない簡素な装備で、本来走りに徹したモデルです。
発売と同時に、多くのスポーツ・カーファンの心を掴み、その中には有名な映画スターや著名人が含まれていました。ステイーブ・マックイーンやジェームス・デイーンなどはその代表各です。彼らがレースに好んでこのポルシェ356スピードスターを使用したのは、このクルマの魅力がそれなりに素晴らしかったに他なりません。
1980年代に入り、オリジナルのスピードスターも劣化が目立ち始め、それらを使ってスポーツ走行をするには無理も生じてきました。そんな折、カルフォルニアのカスタムカーコーチビルダーの手により、ワーゲンビートルのシャシーを応用して、ファイバーボデイーにより精工なレプリカが作り始められました。
それらは、オリジナルの魅力を余すところ無く1台1台ハンドメイドで造られました。スピードスターのワイドボデイー・レプリカが知られるようになったのは、1981年に公開された「マルホランド・ラン」という映画の中で使われた主人公がのる356スピードスターにレプリカでした。
その後、各コーチビルダーにより様々なレプリカが作られましたが、このワイドボデイーに関しては、ご案内するヴィンテージ社製のレプリカが最も出来が良いと言われています。カルフォルニアにおいて様々なカスタムカーの製作に携わて来た同社の356スピードスターのレプリカは、ボデイーそのものの出来が良く、フィニッシュも素晴らしく高い評価を得ていました。
数あるレプリカの中でも、美しいフォルムと356スピードスターの魅力を余すところなく伝えるその出来栄えは、製造30年以上経過した現在でも健在です。
オリジナルが大変高価なクラシックカーとなってしまった現在、気兼ねなく乗れるこのレプリカの存在意味も大いにあるでしょう。
シャシーは69年製VWビートルのものを使用、エンジンも1.6LのVWビートル用のものをチューニングしたユニットが搭載されています。その大半がVWビートルと共通したメカニズムでパーツの供給も心配いりません。インテリアの出来も中々良くできており操作感も悪くありません。
走りそのものは、オリジナルに勝るとも劣らないパワフルでスパルタンな乗り味です。先の理由からメンテナンスも容易でコストも低いのが特徴です。
是非、この機会に希少なヴィンテージ社製3ポルシェ56スピードスター・レプリカを体験してみて欲しいと思います。