STOCK LIST
1958年 MG-A 1500
INFORMATION
年式 | 1958年 |
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カラー | サーフブルー |
内装 | グレー |
走行距離 | 不明 |
車検期限 | 2022年2月 |
装備 | 右ハンドルイギリス本国仕様、4速マニュアル |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
MGAはそれまでの旧態依然としたTシリーズ・ミジェットに代わるMG社の新しいロードスターとして1955年にデビューしました。元々MGAはル・マン用として製作したレースカーが元になっており、MG社はレースカーで培った技術を市販車へとフィードバックさせるため、4年もの歳月を費やし市販車へと完成させました。こうして完成したMGAはその流麗なボディ・ラインも、搭載されるBMCBタイプユニットも、全てはル・マン用に製作されたレースカーのノウハウがつぎ込まれていました。
こうしてデビューを果たしたMGAは、発売直後から注目を集めて特に北米に於いては大変な人気を博して、翌56年にはMGの年産レコードを打ち立てました。さらに'57年にはMGとしては戦後初めてとなるクーペモデル、フィクスト・ヘッド・クーペもラインナップに追加されています。エンジンは1.5L/OHV4気筒でSUキャブレターを介して68馬力。車重900㌔を切る車体に対して充分なパワーを有していました。勿論、信頼性/耐久性ともに優れており、各国のアマチュアレーサー等にも愛され、様々なモータースポーツ・シーンにおいて活躍しました。現在でも数多くの同車種がサンデーレーサーなどにより様々な競技やイベントなどに出場しています。
MGAの良さは50年代のスポーツカーとは思えないほどの先進的なデザインとその扱い易さで、クラッシック・カーの入門車としても充分お勧めできるほど、と言えばお解り頂けるかと思います。4輪ドラムブレーキですがロッキード社製油圧システムを採用して効きは充分で、ギアもシンクロ内蔵の4段で操作は軽く誰でも乗りこなせます。さらに最高速度は150㌔毎にせまり、現代の路上でも一般路から高速まで不安なく走行が可能な性能を持っています。また、メンテナンスも容易な部類で、パーツの供給は現在でも問題なくそのコストも比較的安いのが特徴です。
当車両はイギリス本国仕様の右ハンドル車で、過半数が左ハンドルのMGAの中では珍しいタイプと言えます。一度レストアを受けており、現在でも機関関係なども好調でそのままお乗り頂けるコンディションです。クラッシック・カーイベントやツーリングなど、どんな用途でも楽しめる1台で、また50年代のスポーツカーとしては比較的維持も楽なクルマでどなたにでもお勧めできるクルマです。
MGAは次期ロードスター・モデルMGBのデビューする1962年まで生産が続けられ、MGAの累計生産台数は10万 1081台。'60年代初頭のスポーツカーとしては世界最多生産を記録しました。是非一度当店にてご覧頂きたい1台です。