STOCK LIST
1968年 オースチン ミニ Cooper 1275 S/ MK 2
INFORMATION
年式 | 1968年 |
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カラー | ブルー |
内装 | ブラック |
装備 | ミニクーパー1275S、オリジナルエンジン/キャブレター、ギアボックス、インテリア。ボデイーフルレストア済み。ラリー仕様。右ハンドル。 |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
オースチン・ミニ クーパーS/ MK2 ラリーバージョンをご案内致します。
1961年にレーシング・コンストラクターのジョン・クーパーのアイデアによりミニ・クーパーが誕生してから3年後、さらに戦闘能力をアップしたクーパーSが登場します。それまでのミニ・クーパーによる素晴らしいモータースポーツの実績を踏まえて、各カテゴリーのレギュレーションに併せてクーパーSも排気量を拡大していきます。
1967年10月にMK2 にモデルが進化します。フロントグリルが角ばり、リアウィンドウの幅が広くなりました。またテール・ランプも大型化するなどボディの一部が変更されました。それに合わせてクーパーSも排気量を1275㏄にアップして歴代クーパーSの最強版ともいえるモデルとなります。
当車両は、まさにその最強版とも言える1968年生産のクーパーS/MK2になります。前年、それまで凌ぎを削ってきたフォード・チームのアングリアに惜敗したクーパーのワークスチームは、翌68年、ダウントンエンジニアリングにより燃料噴射装置を備え、更に極限までチューンされたエンジンを投入、手練れのミニドライバー、ジョン・ローズの手により再びチャンピオンシップを奪い返します。その凄まじい走りと激闘ぶりは、英国のモータースポーツシーンにおける語り草になっています。その後、70年代に入りライバルの高性能化やBMCの経営悪化によるモータースポーツの予算削減などにより、次第にミニの活躍は終焉を迎えていきました。
しかし、1950年代の設計にも拘らず20年以上モータースポーツにおいて素晴らしい成績を残したクルマはこのミニ・クーパーを置いてありません。1.3L近くまで排気量アップされた強力なエンジンのパワーを受け止める事ができたその基本性能は、設計者のアレック・イシゴニスの天才的な才能により生み出されたとも言えるでしょう。
当車両は、68年に製造されたMK2クーパーSの1台ですが、非常に高いオリジナル度を保っている1台です。エンジン・キャブレター、インテリアもオリジナル。ボデイーは一度レストアされているので、ダメージや腐食の心配もなく非常に良いコンディションを維持しています。
現車は、1960年代からイギリス本国でラリーなどに出場していたヒストリーを持ち、当時物のラリー仕様のアクセサリーがそのまま残っています。ほぼ、モンテカルロラリーなどに出走していたワークスカーと同様のモディファイがなされており、当時のラリーカーの状態を伺い知ることができる、大変興味深い1台です。
是非、貴重なオリジナル、クーパーS/MK2をご覧になってください。
※ジョン・ローズについて宜しければ下記サイトにてご覧ください。
https://octane.jp/articles/detail/1991/1/1/1