STOCK LIST
1972年 メルセデス・ベンツ 280SE
INFORMATION
年式 | 1972年 |
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カラー | ホワイト |
内装 | ブラウン |
走行距離 | 不明 |
車検期限 | 新規車検3年付 |
装備 | AT・エアコン・パワステ・パワーウィンドウ・国内新規登録 |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
1972年式W108/280SEが入庫致しましたのでご案内いたします。
1965年にデビューしたW108型セダンは、現代のメルセデスのSクラスの基礎を築いたモデルで、オーソドックスで、堅実で安全性にも優れ、なおかつ先進的でもあるクルマです。
このモデル以降、アメリカ車に代わり、日本国内に於いて徐々に高級車としてのメルセデスの地位が浸透していきましたが、それでも60年代初頭は、まだまだ高嶺の花でした。
当然その造り込みは、60年代のメルセデスそのものであり、大量生産の為の効率化などという考え方など微塵も存在しない、旧き良きメルセデス本来のものと言えます。
エンジンは、耐久性抜群のM130型。ボッシュメカニカルインジェクションを装備して排気量2.77L 直列6気筒 SOHC。
出力は160馬力と控えめな数値ですが、現在ではパワーを争うクルマではないですし、鈍重な感じも無く、一般路ではこれで充分。
メルセデス内製の4速ATを介して、高速走行でも100〜120km/hでストレス無く普通に巡航できる性能を現在も持っています。
燃費はリッター当たり、高速で8km前後、市街地で6km前後といったところで、この時代のこのクラスのクルマでは標準的な数値です。オイルと水の管理さえ怠らなければ、非常にタフなエンジンと言って良いでしょう。
内装はブラウンのレザーレット。コラムATに三角窓を装備。
ウッド類には一部細かいクラックが見られますが、その程度で、内装その他の箇所も程々に良い状態。
良好な視界と疲れないポジション、ガッシリしたボディと、ストロークの大きい乗り心地。
大きめのステアリングと、使い易い操作系など、その設計の優秀さは、現代のメルセデスの礎になっていることを感じます。
このW108セダン、もはやヴィンテージ・メルセデスに中心的な存在となりましたが、
じっくり観察してみると、中々どうして、現在でも我々を唸らせる素晴らしさが随所に見られます。
弱アンダーを維持する安定したコーナリング特性と、安心して踏めるブレーキ性能は、現在では当たり前ですが、当時の国産車から見れば隔世の感がありました。
“ 実用的な高級車 ” こそ、メルセデスベンツのクルマ作りの基本理念であることを、実感させられます。
当車両は、2021年にアメリカ・カルフォルニア州のオーナーより購入された1台です。
装備されているクーラーはオリジナル。
オリジナルのボデイカラーはアイボリーですが、一度ペイントされています。
当然、パワーステアリングも備わっています。
今となっては、さほど大きくもないボデイサイズに、切れの良いステアリング。
普段乗りに、カジュアルにお乗り頂きたい1台です。