STOCK LIST
1990年 メルセデス・ベンツ 560SEL
INFORMATION
年式 | 1990年 |
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カラー | ホワイト |
内装 | ネイビー |
走行距離 | 32000km |
車検期限 | 2026年2月 |
装備 | ディーラー車・2オーナー・サンルーフ・beckerオーディオ・ETC |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
ヤナセ・正規輸入車のメルセデス560SELが入庫致しました。
1979年から販売が始められたw126型のSクラスは、後に13年間も製造され世界中のVIPに愛用されたモデルです。560SELは85年から92年まで3万台あまりが作られる大ヒットモデルとなりましたが、日本でもバブル景気により数多くの車両が輸入されました。その作りは堅牢にして質実剛健、今のようにリサイクル法などが施行される以前の設計ですからパーツ一つ一つの質感が違います。
まず走り出して直ぐに感じる硬質感とでも言いましょうか、一種独特な安心感があります。高速走行時の圧倒的な直進安定性、ストローク感のある乗り心地など、現代のSクラスには無いフィーリングを持っています。
ボディは大きく分けてセダン、セダンロングサイズ、クーペの3種類。ロングでも全長5160ミリ、幅1820ミリと現代の感覚では国産車の大型車と同等のサイズ。端整なデザインと相まって今見るとシャープでソリッドな感じを受けます。私には現行のSクラスのほうが遙かに押し出しの強いスタイルに思えます。特にリヤビューは厚みを感じず落ち着きがあります。カラーはホワイト、インテリアはレザーより高級なベロアという組み合わせ。サンルーフも装備しているフルオプションといえる仕様です。
エンジンはV8モデルについては当初3800cc/5000ccの2本立て、後に4200cc/5600ccにアップされました。M117型エンジンは89年モデルまでは279馬力、90年以降は300馬力にアップされています。現車は90年後期の製造で300馬力のモデル。特徴は電動ファンが2基掛けになっている事。当初正規輸入された車両はアメリカ仕様と同等の238馬力の物で排気量の割にはあまりパワフルではありませんでしたが、最終モデルになりようやくフルパワーになりました。あらゆる速度域で常にスムーズ&パワフル。以外に高速燃費も良く、エンジンに関しては文句の付けようがありません。
内装は紺のベロア、サンルーフが装備された仕様。重厚なドアの開閉感と相まって、乗り込んだ時の安心感はこのモデルがもつ独特の世界があります。メルセデスらしい保守的なインテリアですが、使いやすく視界も良好でロングドライブには打って付けのクルマと言えます。一日中高速道路を飛ばしてもとにかく疲れない、優れた居住性を持っています。
当モデルは左ハンドル車が多かった事もあり中古品として相当数が輸出されてしまい、日本国内ではその数が減りつつあります。その中でも良質な個体を探すこと自体、かなり困難になってきています。この型に多額の金額をかけてレストレーションされる方も少ないでしょうし、今後、当車両の様に低走行で程度のよい車両を手に入れる事は難しいのではないかと思います。
当車両の良いところは全てオリジナルを保っている事で、ボディは言うに及ばずエンジン/ミッションや足回り、どこを見ても全く問題ありません。以後、消耗品さえ定期的に交換していけば、いつまでも元気に走り続けると思います。
モール類のメッキもほぼ良い状態を維持しています。ウエザーストリップ等のゴム類も劣化はありません。このまま大切にお乗り頂ける方に引き継いで頂きたいと思います。
ご興味のある方、是非一度現車をご覧なってください。