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1972年 メルセデス・ベンツ 280SE クーペ

INFORMATION

年式1972年
カラーアイボリー/グリーン
内装グリーン
走行距離不明
車検期限2023年11月
装備AT・AC・パワステ・サンルーフ・ETC・バックモニター
PRICESOLD OUT

DESCRIPTION

メルセデスベンツ280SEクーペを御案内いたします。

 セダンと比較して生産台数の少ない、稀少なクーペモデルです。
セダンモデルとは違う特別仕立ての生産ラインにて、熟練した職人により1台1台手造りされた高級モデルで、
 1968〜72年まで合計5187台しか作られませんでした。これは同じ280SEのセダンモデルが9万台作られている事を考えれば、いかに少数しか作られていないモデルか判ろうというものです。
当車両はその中でも最終モデルにあたる1972年式になります。

エンジンはM130型、2770cc・直列6気筒・OHC/180馬力。
機械式燃料噴射ポンプを備え、信頼性抜群です。
エンジン自体が8気筒よりも軽いので、そのハンドリングは意外なほど軽快感があります。
静粛性も良好で、レスポンス自体も悪くなく、アンダーパワーに感じることもありません。
オイルと水の管理さえ怠らなければ非常に丈夫なユニットといえます。
これに組み合わされるのはフロアシフトのメルセデス内製の4速ATトランスミッションで、ダイレクトでスムーズなフィーリングを維持しています。

 当車両は1972年にカルフォルニアにてレジストリーされた1台で、その後日本に輸入されたクルマになります。
ボディーカラーはアイボリーにモスグリーンのトップの2トーン。インテリアは明るめのグリーンレザーでリニューアルされています。一見、5~60年代のアメ車を連想させる組み合わせですが、当時のメルセデスクーペのデザインそのものがアメリカマーケットを意識して作られていましたから意外にマッチしていて悪くないコンビネーションです。クーラーは当時の純正オプション品を装備。電動のサンルーフにフロアシフトATという最も人気のある組み合わせが大いに魅力的です。

 280SEクーペの魅力は、何と言ってもフランス人デザイナー/ポール・ブラックの手による、その美しいボディーデザイン尽きます。前述しましたが、アメリカ車を意識した流麗なカーブを描いたルーフ周りやテールフィンの名残りをのこしたリヤフェンダーのライン、そして湾曲した前後のガラス、メッキを多用したエクステリア、6気筒モデル独特のハイグリルと呼ばれるフロントグリルにフルメッキのバンパーなどなど、挙げたらきりがありません。

 このクルマで、空いたカントリーロードをドライブするのはとても贅沢で幸せな気分。ルーミーな室内から見るフロントガラス越しの景色が綺麗にボンネットに映し出され、落ち着いたハンドリングとゆったりとした乗り心地。夜はウッドとレザーを多用したインテリアに淡い照明に浮かび上がるメーター。現代のメルセデスでは味わえない癒され感があります。

 1968年から5年間しか作られなかった貴重な280SEクーペ。当時のメルセデスの最高級車であり、今もその魅力は色褪せてはいません。
近年、徐々にその台数を減らし今後ますます希少な存在となって行くと思われます。

ぜひ一度、弊社ガレージにて、現車を御覧になってください。