STOCK LIST
1970年 アルファロメオ モントリオール
INFORMATION
年式 | 1970年 |
---|---|
カラー | ビアンコ(ホワイト) |
内装 | ブラック |
走行距離 | 不明 |
車検期限 | 2024年6月 |
装備 | ヨーロッパ仕様・5MT・レザーシート・アルミホイール・ウッドステアリング・クーラー・ETC |
PRICE | SOLD OUT |
DESCRIPTION
アルファロメオモントリオールは、1967年にカナダのケベック州モントリオールで開催されたエキスポ67でコンセプトカーとして初めて紹介されました。もともとコンセプトカーはモデル名なしで展示されていましたが、一般の人はそれをオリンピックに掛けてモントリオールと呼んでいました。
それは、アルファロメオジュリアTIの1.6リッターエンジンとアルファロメオジュリアスプリントGTの短いホイールベースシャーシを使用した2 + 2クーペで、ボディはベルトーネのマルチェロガンディーニによってデザイン/設計されました。
Expo 67用に製造された2台のコンセプトカーの1台は、現在でもイタリアのアレーゼにあるアルファロメオ歴史博物館に展示されています。もう1台はミュージアムの保管庫にあります。コンセプトカーはすでに非公式にモントリオールとして知られていたため、アルファロメオはそのモデル名を生産し続けることを選択しました。
最初の量産車であるTipo105.64は、1970年のジュネーブモーターショーで展示され、オリジナルの車とはかなり異なり、2593 cc、ドライサンプ・V8エンジンと燃料噴射を使用して約200馬力、5速ZFマニュアルギアボックスとリミテッドスリップデフを装備しています。
このエンジンはティポ33スポーツプロトタイプレーサーで使用されている2リッターV8エンジンがベースになっている希少かつレアなユニットです。従って当時のV8エンジンではかなりの高回転型です。しかし低回転域からでも力強くボデイーを押し出し、パワフル且つスムーズなエンジンと言えます。
モントリオールのシャーシと足回りはジュリアGTVクーペから取られ、フロントにコイルスプリングとダンパーを備えたダブルウィッシュボーンサスペンションと、リアにリミテッドスリップデファレンシャルを備えたライブアクスルで構成されています。
モントリオールの生産は、非常に手の込んだ複雑な過程を経て生産されました。まずアレーゼのアルファロメオ工場とトリノ郊外のカゼルとグルリアスコにあるカロッツェリア、ベルトーネの工場に分割して製造されました。アルファロメオはシャーシ、エンジン/機械を生産し、それをベルトーネがボディにアッセンブルしてからカゼルにシャーシを送り、ボディ装着後、再度グルリアスコに送られ部分的に亜鉛メッキされ、すべてハンドメイドにて塗装されてから内装が施されました。最後に、車は再びアレーゼに戻され、エンジンなどを取り付けられ完成されました。
モントリオールは1977年後半に生産中止されるまで、内容的にはほとんど変更されませんでした。全期間を通じて製造された総数は僅か約3900台でした。また、米国とカナダの排出規制要件を満たすために北米バージョンを開発しなかったため、北米ではモントリオールでは販売されませんでした。
新車でイタリアにてデリバリーされた後、アメリカのメロン財閥の著名なコレクターの下で10万ドル以上のレストア費用を掛けられた最高レベルのコンデションを持つ1台です。
弊社が輸入後、関東のオーナー様の元へ数年間嫁ぎましたが所有車両整理の為、またご縁をいただき弊社で販売させていただく事となりました。
誰にでもドライブできる気軽さと、その優雅でエレガントなスタイルは今後も色あせる事はありません。