1990年　メルセデス・ベンツ　300CE

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メルセデスベンツ300CE/24クーペをご紹介します。

ご存知、メルセデスW124型は1984年にデビューし、ミディアムクラスとして大ヒットしたモデル。セダン、ワゴン、クーペ＆カブリオレと様々なバリエーションが生産され、10年間に渡りメルセデスの主力モデルとして製造されました。

　ご紹介するのはその中でも希少なグレードとなった300CE24です。8年間あまり生産されたW124型は92年にマイナーェンジを受け、翌93年より排気量アップされたE320に変更されますが、現車は90年に製造されヤナセにより日本に輸入・販売された300CE24の中期型となります。当時、既に希少モデルであったクーペモデルでその中の1台です。ブルーブラックの渋めのボディーカラーマッチしています。

　エンジンはＭ104型、3.0Ｌ/DOHC24バルブ・6気筒で220馬力。今でこそ大したスペックではありませんが、当時は3Lクラスのエンジンとしては出色の出来で、スムース＆パワフルなエンジンとしてその高性能を誇っていました。このツインカムユニットはコスワースが手掛けたものをベースに開発され、そのエンジンサウンドといいパワーの出方といい実に気持ち良いフィーリングを持っています。
　
　操縦性は常に安定しておりメルセデスらしい直進性に優れたハンドリング。いわゆる「エンジンより速いシャーシー」を備えています。リヤのマルチリンク式のサスペンションは、このW124型で新開発された方式で、いまでは世界中メーカーが同一の方式を取り入れています。

　乗用車としてのオーソドックスな機能の中にも新しいアイデアが積極的に採用されているモデルで、今でも古さを感じません。それより、乗ればのるほどメルセデスの凄さが発見できるクルマで、長く所有してこそ、初めてその良さが理解できると思います。

　 現車はいまや国内では少なくなってきた左ハンドル仕様で、現在の走行距離8万キロ少々です。内装のコンデションも良好です。黒レザーのパワーシートも装備されており自由度の高い調整が可能。他のメルセデス同様長距離を高速移動するには打って付けのクーペです。

　このW124のクーペモデルですが、新車当時はSクラスに迫る高価なモデルでした。しかもスタイリッシュで洒落たクーペモデルは一層魅力的に見えます。当車両は平成2年にヤナセにて新車で販売された1台で、以後大切に維持されてきたことがコンデションの良さで判ります。いまや少なくなってしまっているCEクーペです、
是非、当店にてその良さをご覧ください。

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